どんな競技でも高校のスポーツは盛り上がるものです。野球ならば甲子園(全国高等学校野球選手権大会)、サッカーならば高校サッカー(全国高校選手権大会)。そしてバレーボールは春の高校バレー(全日本バレーボール高等学校選手権大会)。
高校バレーボールには全国大会が3つあります。
- 春の高校バレー
- インターハイ
- 国体
3つの大会を制すると3冠と呼ばれます。最近ですと、2012-2013年・2013-2014年に愛知の星城高校(男子)が3冠を達成していますね。このときは現在全日本でもエースとなっている石川祐希選手がいました。
女子では大阪の金蘭会高校が2014-2015年に3冠を達成しています。最近の達成率が高いのは、春高バレーの時期変更が関係していそうです。
それでは、高校バレーの3大大会についてご紹介しましょう。
春の高校バレー
正式名称は「全日本バレーボール高等学校選手権大会(ぜんにほんバレーボールこうとうがっこうせんしゅけんたいかい)」。
春の高校バレーは2010年までは「全国高等学校バレーボール選抜優勝大会」という名称で、3月に開催されていました。
2011年からは1月開催となり、大会名も前述した名称に変更となっています。通称である「春の高校バレー(春高バレー)」はそのまま使われています。
1月開催となった経緯について。
3月開催だと3年生は既に卒業式を終えており、インターハイまたは国体が終わったタイミングが3年生の引退のタイミングとなっていました。
大学や実業団でもバレーボールを続ける選手も数多くいます。そんな選手にとって10ヶ月近いブランクはもったいない。17〜18歳のまだまだ伸び盛りの時期としては大きなブランクになりますね。
そんな声を問題視して、3年生でも出場できる1月開催となりました。ただし、インターハイ後に3年生が部活動を続けるかどうかは高校や選手によって洗濯が分かれます。地方予選は10月〜11月に行われるため、春高バレーに出場しないチームの選手はこのタイミングで引退となりますね。
出場校
北海道・東京・神奈川・大阪は2校、他の都道府県は1校、さらに開催地枠で1校。計52校が出場します。開催地枠はほぼ東京固定ですけどね。
全ての都道府県の代表が出場するのがポイント。必ず自分の地元・出身地の高校が出るのでシンパシーを感じやすく、誰でも応援出来るのが最も盛り上がる要因でしょう。甲子園や高校サッカーも同じですね。
試合形式
完全トーナメント方式。これも甲子園や高校サッカーと同じです。日本人にとっては馴染みやすい形式で、波乱が起きやすくドラマも生まれやすい形式ですね。
インターハイ
正式名称は「全国高等学校総合体育大会バレーボール競技大会(ぜんこくこうとうがっこうそうごうたいいくたいかいバレーボールきょうぎたいかい)」
開催時期は真夏の8月。地方予選は5月〜6月頃に開催されます。
出場校
北海道・東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪・兵庫は2校、他の都道府県は1校、さらに開催地枠で1校。計56校が出場します。
試合形式
予選は4校の14グループに分かれて総当たり戦。各グループの上位3チーム、計42校によるトーナメント戦を行います。
国体
正式名称は「国民体育大会バレーボール競技(こくみんたいいくたいかいバレーボールきょうぎ)」。
国体は都道府県単位で出場が決まります。そのため、都道府県によっては、選抜メンバーでチームを組むことがあります。
出場校
地方によって出場枠が決まります。(変動あり)
北海道:1
東北:3
関東:4
北信越:2
東海:2
近畿:3
中国:2
四国:2
九州:4
開催地:1
計24校が出場します。
試合形式
トーナメント戦です。
ハイキュー!!も高校バレー
少年ジャンプで連載中の漫画「ハイキュー!!」も高校のバレー部が舞台の漫画です。
入学からインターハイ予選、インターハイ予選からの春高バレー予選までの流れを掴むには最適な漫画です。
バレーのトレンド・専門用語なども豊富に出てくるので自然とバレーに詳しくなりますよ。もちろん、高校の部活動らしいドラマもあって、胸が熱くなります。
あー、早く最新刊でないかなぁ。