利根川沿いの利根水郷ライン(県道170号)を車で走っていると、突如大きな船が現れるのをご存知でしょうか。船の帆には「宝」と描いてあります。
船の正体は、下総利根宝船公園の展望台。よく晴れた日は富士山も見えるといいます。
この公園は利根川をモチーフとしていて、利根川沿いの地理の勉強にもなっちゃうんです。
というわけで、今回は下総利根宝船公園をご紹介します。
アクセス
下総利根宝船公園は利根川沿いの「利根水郷ライン」に面しています。
住所:千葉県成田市猿山11-9
JR成田線の滑河駅から徒歩8分ほど。
駐車場は無料で、50台以上停められるスペースがあります。大型車両用の区画もあります。
公園の隣、というか公園の一角に「直売所しもふさ」があります。駐車場は隣接していますが、一応分けてあるので、公園のみ利用の方は公園の駐車場を利用ひてください。
混雑状況は?
この日は9月の日曜日午前中、よく晴れていました。遊びに来ている人はチラホラいる程度でした。
駐車場も自由に停められる状況で、普段から混み合うことはないだろう、という印象。しかし、イベントがあるときは賑わうかもしれません。
宝船が利根川を進むイメージの公園
宝船公園は、利根川をイメージした公園です。「どういうこと?」と思いますよね。ということで、ご説明しますね。
歩道が利根川に沿った形
公園は江戸川が流れる手前から始まります。東京・埼玉の東側はのあたり。北からは鬼怒川が流れてきます。
ちょっと写真では分かりにくいですが、「鬼怒川」と刻まれています。
こちらは「野田市関宿」、千葉県の最北に位置する町ですね。
下を見ると、橋の名前も書いてあります。
「常磐道 利根川橋」
こんな風に、利根川の上流から太平洋に流れるところまでが公園の歩道になっているんですね。利根川付近の地理の勉強になりますよ。
じゃぶじゃぶ池
成田や印西、佐倉あたりにお住まいの方には馴染み深いであろう印旛沼。この印旛沼の位置にじゃぶじゃぶ池があります。
噴水でてます。
天気がいいと、写真のように水面に船が映って逆さ船が拝めます(だからどーした!)。
真夏に水遊びに来る人はある程度いそうな気がします。屋根のあるベンチもあります。
七福神のモニュメント
しもふさ七福神にちなみ、七福神のモニュメントがあります。
興味が無ければただの置物、公園にはふさわしくないのでは無いか、と個人的な感想を。
7福神をめぐるウォーキングコースは、公園の入り口に看板がありました。7つ巡ると、7つの幸せが得ることができるとか何とか。
看板、かなり色あせてますね。。。
公園のシンボル「宝船」
この公園のシンボル「宝船」。利根川沿いを車で走っていても、その大きな船は目につきます。見たことのある人も多いのではないでしょうか。
斜め横からの写真。
裏側の階段を登っていきます。30段くらい?
船の上は展望台になっています。上からの景色。
北側(写真上)は利根川が、南側(写真下)は田園風景が広がっています。のどかな田舎の風景ですなぁ。
展望台には望遠鏡もあります。
「どうせお高いんでしょ?お幾らですか?」とコイン入れるところを探したけれど、見つからず。この望遠鏡、実は無料なんですね。「望遠鏡は有料」という思い込みでした。
覗けば利根川の先までハッキリと見えます。成田空港へ向かっているであろう飛行機もどデカく見えます。
天気がいい日は富士山や牛久大仏も見えるそうです。冬の空気の澄んだ日に、また行ってみたいですね。
宝船の横にはすべり台がありました。
このすべり台、ほとんど滑らないです。息子も娘も腕を使って前に進んでいました。せっかくの遊具、メンテナンスして欲しいなぁ。
ちょっとした遊具あり
ブランコと幼児用すべり台、スプリング遊具はあります。
食事・買い物など
公園のすぐ横に『直売所 しもふさ』があります。直売所では野菜や果物・お弁当・お惣菜のほか、成田や千葉の名産品などがあります。
こちらの棚には、お煎餅がズラッと陳列されていました。
直売所の隣(直売所から直接行けます)には『そば処 あぐり亭』があります。お隣の茨城県で採れた「常陸秋そば」というお蕎麦とのこと。
公園で遊んだあとは、あぐり亭でお昼を食べたり、直売所でお弁当を買ったりも良いですね。
トイレもあります。
気になった点など
遊びに行って感じたのは「この公園、惜しいなぁ」ということ。
- 遊具が少ない
- 船は登るだけ(一応すべり台あるけど)
- 展望台に説明がない
小さな子が遊ぶには、ちょっと遊具が少ないなぁと思いまして。複合遊具が一つあると、かなり印象が良くなるんですけどね。
また、船はセメントで固めているだけで、階段を登ることしかできず。船の舵輪(ハンドル)とか、中に部屋があるとか、子供が通れる穴があるとか。そういうのがあったらいいな、と思いました。
最後に展望台。
せっかく望遠鏡があるのだから、「どの方向に何が見える」かのマップがあればいいな、と感じました。大抵の人は「とりあえず覗いてみる」ぐらいで終わっちゃうんじゃないですかね。
下総利根宝船公園 まとめ
惜しいなぁと思う点はあるけれど、それなりに楽しめる公園でした。真夏であれば、じゃぶじゃぶ池で多くの子どもが遊ぶ姿も想像できます。
「直売所しもふさ」も合わせて、一度遊びに行ってみるものいいと思います。『あぐり亭」のお蕎麦も食べてみたいですね。