何事にも無頓着で、いい加減。拘りは無く自分の意見や感情に固執しない。私のことだ。
ただし、唯一例外がある。アンダーソックス、略してアンソ、つまり靴下だ。靴下へのこだわりと愛情は並々ならぬものがある。そんな私の靴下へのこだわりと愛情を文章化してみた。是非とも耳掃除をしながら、鼻をほじりながら読んで欲しい。眠い目はこすらず、眠ったまま読んで欲しい。
靴下選びは一日の始まり
歯を磨く、顔を洗う、スクランブルエッグを食べる。朝起きたら当たり前のようにしていることだ。読者のみなさんもそうであろうと思う。(タマゴアレルギーの人を除く)
そんな当たり前のことと同じく、私は靴下を選ぶ。それは一日の始まりの儀式と言ってよい。靴下を選ぶことで一日が始まるのか、はたまた一日が始まることで靴下を選ぶのか。始まりはいつも靴下だった。
日が出て、目が覚めて、何やかんやして、靴下を選ぶ。読者のみなさんも靴下選びを一日の始まりとして意識してみてはいかがだろうか。(目が覚めない人を除く)
穴の開いていないものを選ぶ
拘りの一つは、「できるだけ穴の開いていないものを選ぶ」ということ。「穴が無かったら足が入らないでは無いか!!」というご意見を頂きそうだが、だから「できるだけ」と書いたのだ。伝え方に問題があったかもしれない、お詫びする。
もし足を入れる穴もない靴下だったらそれを選ぶのか、難しい問題だ。現状では「選ぶかもしれない」と答えておこう。そんな状況に出くわしたことがないから答えようがないだ。想像もつかない。
もし穴だらけの靴下しか無かったら・・・。恥ずかしい。生きててすみません。穴があったら入りたい。
でもケツの穴だったら躊躇する。ケツの穴だったら入念にローションを塗り込み、肛門付近をマッサージをして・・・(不快に感じたかたは申し訳ない、ここで止めておく)。
色へのこだわり
ビビッドピンクの靴下は履かないようにしている。別にビビットピンク自体を嫌っているわけではない。私には似合わないのだ。
以前、私が社会人1年目だから、二十歳そこそこの年齢の時にビビットピンクの腹巻とふんどし、ビビットピンクのブラジャー、ビビットピンクの絆創膏を膝に張って会社にいくことを想像した。
このとき私は思ったのだ。「目立たないじゃん!!」
だから、靴下もビビットピンクを履くことはない。選ぶのはいつも高級なイカ墨のような黒、もしくは輝く太陽を沢山浴びて、生命力溢れるイエローですべてを包んでくれるようなマリーゴールドを植えている土のような黒。
これが私の、靴下の色へのこだわりだ。

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五本指ソックスを断念した理由
世の中には五本指ソックスというものがあるらしい。しかし私の親指が太く、それはアレがアレになったときのように太い。そんな太いアレを持っているため、五本指ソックスは自分には履けないのではないかと考えている。
もう一つ致命的な問題がある。私は指が十本あるのだ。だから、初めから履けないだろうと諦めている。チャレンジもしてないのに諦めるなよ、と言われそうだ。いや、言われないか。言われたら考え直すことにする。
サイズへのこだわり
以前こんな記事も書いたとおり、私は足の幅が異常に広い。
だから、大きなサイズの靴下が必要になる。
まず、親指が入ること。そして、つま先が入ること。さらに甲が入ること。最後にかかとが入ること。既に4つのこだわりがある。自分でもこだわり過ぎだと思う。
以前、息子が持ってきた靴下は小さすぎた。とてもじゃないが足が入らない。娘はそれを「理科ちゃんの!」と言っていた気がする。現代は幼稚園で理科を習うのか。末恐ろしい幼稚園児だ。
まとめ
以上が私の靴下へのこだわりの一部だ。一部と書いた通り、こだわりは他にもある。しかし、全てのこだわりをここに書くとあと2行くらい必要になるので、ここまでで終わることにした。
「大は小を兼ねる」「長いものにまかれろ」と言われるが、長い靴下はどうも苦手なのだ。キャンプで寝る時に体がすっぽりと収まる靴下をする人もいるが、あれはキャンプという独特な空気感が醸し出すものか。何かあれ、イモムシみたいじゃないですか?