「子どもにプログラミングをやらせてみたいけど、何から始めたらいいか分からない。
必修科目にもなるし、どんなことから始めたらいいのか知りたいな」
そんな疑問にお答えします。
この記事に書いてあること
- 最初は「Viscuit(ビスケット)」
- 次のステップは「Scratch(スクラッチ)」
私は10年以上プログラマーの仕事をしています。6歳の娘と4歳の息子にもプログラミングを体験して欲しいと思い、やってみました。
実際にやらせてみたら、子どもたちは楽しそうにプログラミングしていました。
子どもの習い事として「プログラミング」がすごい勢いで伸びています。2020年からは学校の必修科目になるので、今後も更に伸びていきそうですね。
しかし、学校の授業でプログラミングを習った人は少数派ですので、子どもと一緒にやってみたいと思う人も多いはず。
そこで、家庭でもできるプログラミングの環境を簡単に解説しますね。
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プログラミングの入り口はビスケットが最適
全くのプログラミング未経験ならば、Viscuit(ビスケット)から始めるのが最適です。理由は3つあります。
- 操作が簡単
- スマホだけでできる
- ゲームを1時間で作れる
詳しく解説していきます。
理由1:操作が簡単!4歳から始められる
ビスケットの操作はメチャクチャ簡単です。「これってプログラミングなの?」と思っちゃうくらい簡単です。
ビスケットはビジュアルプログラミング言語と呼ばれるように、文字はほとんどでてきません。
プログラミングというとアルファベットと数字の羅列を想像する方がいるかもしれませんが、ビスケットはひらがなが読めない幼児でもできるように作られています。アルファベットや数字の海に溺れることはありません。
こちらがビスケットの画面です。
粘土のような質感の見た目で、優しい印象ですね。操作もタップとスライドだけ。キーボードでの文字入力は一切ありません。
4歳の息子でも絵を書いて、自分で描いた絵を動かしています。
理由2:準備はスマホだけでOK(PC不要)
この「準備はスマホだけ」は最重要事項です。
ビスケットはスマホさえあればプログラミングが始められます。PCが無くても始められます。(もちろん、PCやタブレットでもできます)
PCを使う場合、インストールやら初期設定でヤメちゃう人が大半です。ちなみにビスケットの理想的な環境はタブレットですが、最初はスマホでOKです。
今この記事を読んでいるそのスマホで、この場でプログラミングを始めることができます。
ビスケットは、iOS用、Android用にアプリがあります。さらに言うと、Kindle Fire用のアプリもあります。
(もちろんWindows、Mac用の環境もあります)
アプリのインストールはこちらです。
理由3:簡単なゲームを1時間で作れる
まずは1つゲームを作ってみましょう。
ビスケットは、全くの初心者でも1時間あれば簡単なゲームを作れます。
絵を描いて動かすだけなので、事前知識はほとんど要らないからです。
プログラミング全く未経験の妻でも、本を読みながら30分でゲームを作りました。作った作品の画像がこちら。
※画像なので動きません。
6歳の娘、4歳の息子も教えながら1時間ほどでゲームを作りました。
そして30分間、自分で作ったゲームで遊んでいました。
ポイント
一つゲームを作ってみると、テトリスみたいな古典的なゲームがどんな風に作られているか理解できると思います。
「これを応用してツムツムやパズドラが作られているんだな」というのも実感できるはずです!!
次のステップはスクラッチ
ビスケットでプログラミングの楽しさを感じることができたら、次はScratch(スクラッチ)を試してみましょう。
なお、スクラッチは小学校入学前の子どもにはハードルが高いです。それは
- ひらがな、カタカナ、漢字
- キーワード操作
- 四則演算
があるからです。既にパソコンを触っている人や、足し算・引き算ができるのであればスクラッチから始めてもいいかもしれません。
スクラッチが次のステップに適している理由は次の3つです。
- 積み木やブロックのような楽しさ
- バラエティ豊かな表現が可能
- 参考書が充実している
こんな感じ。
一つずつ解説していきます。
理由1:積み木やブロックのような楽しさ
スクラッチは取っ掛かりやすく、ブロックを積み上げるようなイメージで、プログラミングをしていきます。積み木やLEGOに近い感覚だと思います。
スクラッチのプログラミング画面がこちら。
自分がやりたいことをはめ込んでいきながら、プログラムを組んでいきます。
理由2:組み合わせでバラエティ豊かな表現が可能
スクラッチは組み合わせ次第で、バラエティ豊かな表現が可能です。ファミコン初期のゲームくらいであれば、十分に作れるかと思います。
ビスケットは四則演算がありません。シンプルな分、作品もシンプルになります。その点、スクラッチは四則演算や細かな条件指定などができます。
こんなイメージです。
ポイント
少しハードルが高く感じるかもしれませんが、最初は参考本の通りに組んでいけばOKです。
一度プログラミングを組んでみれば、自然とオリジナルなアイデアが浮かんできます。
理由3:参考書が充実している
スクラッチは参考書が充実しています。
スクラッチは小学生で始まるプログラミングの教材としても検討されていて、各社が教科書的な本を出版しているからです。
「スクラッチ 入門」で検索したAmazonと楽天ブックスの結果がこちら。
Amazonで139件、楽天ブックスで35件です。
まずは自分でプログラミングをしてみよう
子どもにおすすめのプログラミングとして書いてきましたが、ビスケットやスクラッチは大人がやっても楽しいです。
仕事でプログラムを組んできた私も、新たな発見があったり、どうやって作ろうか考えながら楽しくプログラミングしています。
今お使いのスマホで始められますので、まずは自分でプログラミングをしてみるといいと思いますよ。
私が子どもと一緒にプログラミングするときに使っている本を載せておきますので、参考にしてみてください。