パソコンのディスプレイを2つにしたら、効率上がるでしょ!
と当たり前に思うわけですが、実際に会社にお願いするには業務効率が上がる根拠が欲しいわけです。
で、調べてみると効率が40%アップ!というものがあったりと景気がいい話もありますが、
一方で気が散ったり集中力が落ちたりといった報告も見つけました。
会社に提案する材料として何かないか、と探したのでメモ。
マルチディスプレイにしたらムダな操作がどれくらい減るか、という研究
- 小さなディスプレイ
- 大きなディスプレイ
- 小さなディスプレイ2つ
で、どう生産性に違いが出るのか?を調査したモノです。
この研究によると、ウインドウのアクティブ化、移動、サイズ変更などを生産性のない操作として、
- PC操作の8.5%が生産性のない操作に費やされる
- この生産性のない作業はマルチディスプレイにすると、13.5%削減できる
という結果がでした。
これを例えば1ヶ月の稼働時間(160h)で換算すると
13.6h = 160h * 8.5%
が生産性のない作業で、
マルチディスプレイにすると
1.836h = 13.6h * 13.5%
が削減できる時間になります。
「なんだ・・・そんなものか・・・・・・」という印象ですが、2.0h削減できれば時給2,000円換算にしても月4,000円の利益になるわけです。
半年も使えば十分に元は取れるわけです。
と、上司に説明すれば良さそうですが、実現しようとすると
・維持コスト(電気代、管理の手間)
・プロジェクト終了後のモニターの扱い
とかの説明を求められて、面倒になるかもしれません。
実際には上記の研究から出しているメリットは、ウィンドウの操作コストの観点だけ。なので、満足度や意欲等が上がればもっと効率アップするかと思います。
体感的にも10%アップ以上の効果はありそうな気がします。
実際、42%の生産性アップの報告やDELLが行った「テキスト作業において44 % 生産性を向上し、 スプレッドシート作業において 29 % 生産性を向上」なんて報告もあったりと、景気のいい話もあります。
が、一方で没入感が無くなる・気が散る、などで収集力を削がれるなんて意見もあったりします。
マルチディスプレイについては、今後も調べていくつもりです~。