息子と男2人のデートをしてきました。行き先は松虫寺&マツムシコーヒー、そして松虫姫公園。
印西には松虫姫伝説という非常に面白い言い伝えがあります。今回はこの印西の歴史に触れるシリーズ、第1弾です。(1弾で終わる可能性大)第2弾書きました。
松虫姫伝説
松虫寺は天平17年(745年)に設立された寺院。このお寺には、松虫姫伝説という言い伝えがあります。
言い伝えによれば、聖武天皇の第3皇女松虫姫(不破内親王のこととされている)が病にかかってこの地を訪れ、その没後行基が開山となって創建したという。 さらに姫と一緒にやってきた牛は姫だけが帰って行くのを悔やみ、池に身を投げ、その池は牛むぐりの池と呼ばれ、今でも近隣の松虫姫公園内に存在する。
姫は夢こお告げにて下総のこの土地に訪れたそうです。そしてこの土地で数年間祈り続けて、病を克服しました。姫は都に帰りますが、話を聞いた聖武天皇は寺院を建てることとし、それを松虫寺と名付けたのでした。
松虫姫がこの土地に訪れる際に乗ってきた牛は、松虫姫の病が全快し都に帰る頃には年老いてしまいました。そのため牛は松虫姫と一緒に帰れませんでした。松虫姫と帰れないことを悲しんだ牛は、池にその身を投げたそうです。
この池は、「牛むぐりの池」と呼ばれています。松虫姫公園にはその牛のオブジェが建てられています。牛の背にいるのが松虫姫ですね。
かつてこの地域は養蚕が盛んな地域でした。松虫姫は都から養蚕の技術をもたらしたという伝説もあります。別の説では牛むぐりの池に身を投じた牛の死骸から湧き出たウジ虫が、池の周りの木に登って美しい繭になった、とも言われています。いずれにしても、養蚕と松虫姫伝説は大きく関係しています。
余談ですが、最寄りの印旛日本医大駅は別名「松虫姫駅」と呼ばれています。このあたりは松虫姫伝説と非常に繋がりが多い土地なんですね。
松虫姫公園の場所
北総線 印旛日本医大駅から徒歩2分ほど。
駐車場は広いですし、車でのアクセスも良好です。
松虫寺へ
松虫姫公園を後にし、松虫寺へ向かいます。その間に息子はご就寝。ここからは一人でお送りします(と言っても腕に抱えていますが)。前述しましたが、松虫寺は天平17年(745年)に設立。とても古いお寺で、房総の魅力500選に選ばれている場所でもあります。
ちなみに季節は冬、さらにこの日は雨で風が強い。少し陰気な写真が多いのは季節と天候を言い訳にさせてください。
こちらは松虫寺の正門、仁王門。
そして薬師堂。
すぐ隣に松虫姫神社が併設されています。
ここには松虫姫の分骨も埋葬されているとのこと。
他、鐘があったり六所神社があったりと、なんだか盛りだくさんなお寺です。
お昼ご飯の前に杉自塚へ
松虫姫の乳母、杉自は松虫姫と一緒に都へは帰りませんでした。この地に残って養蚕の技術を里人に伝えたといいます。その杉自の没後に村人は塚を建て偲んだとのことです。それが杉自塚として今でも残っています。
(写真ブレてました、すみませんm(__)m)
松虫寺すぐ隣のマツムシコーヒーへ
お腹が空いてグズグズしている息子と、マツムシコーヒーといカフェへ。マツムシコーヒーは松虫寺のすぐ隣にあります。
見て分かる通り、Matsumushiではなく、Mazmushi Coffeeという名前のカフェです。
カフェの庭がとても広いです。ところどころに俳句や短歌、格言のようなものが立ってたりぶら下がっていたり。ちょっとカオスな庭・・・。
ピザ釜があったり。(使われてるのかな?)
小屋がいくつかあってお店がどこだか迷いますが、これがお店。
ランチメニューでクラブハウスサンドを注文
店内の雰囲気
店内は4人掛けのテーブル席が5つくらいあります。外にもベンチとかあるので、晴れている日は外でもいいのかな。
メニュー。
冬季限定ミソラーメンが気になるけど、無難にクラブハウスサンドを注文。ちなみにお店は10時に開店しますが、ご飯が炊き上がるのは11:00頃だそうなので、それ以前に来店してもチキンカレーや焼きカレーは注文できません。
息子と店内を散策しながら待つこと10分ほど。
こちらがクラブハウスサンド スープ付き。息子、がっつく。
そしてコーヒー。
コクがあって深みがあるけど、後味スッキリなコーヒー。とても美味しかった。息子もティースプーンで3杯ほどいただく。苦くないのかね。
コーヒー豆を購入して帰宅
コーヒー豆も売っています。焙煎に20分ほどかかるので、食事の注文前に頼んでおくといいでしょう。
買ってきたのはこちらのマンデリンというコーヒー豆。
この日はバレンタインデーだったので、「チョコレートのような風味」と謳ってあったマンデリンコーヒーにしました。家で飲んでみましたが、カカオの苦みがしっかりとしているコーヒーらしいコーヒー、という印象でした。美味しかったです。
松虫寺とマツムシコーヒーの場所
北総線 印旛日本医大駅から徒歩15分ほど。勾配があるため車があるなら車がオススメ。
駐車場は広いです。
以上が印西の歴史に触れるシリーズ(略して歴フレ)、第1弾でした。
このあとママと娘からチョコレートを貰った息子、そちらのほうが嬉しかったようですが。。。また行こうね、息子よ。