わにゴコロ

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【バレーボール】フローターサーブの意識改革/サーブはラリーを支配する

calendar 2016-06-08

2016年のOQTが終わった。

女子はオリンピック出場権を獲得、男子は出場権を逃した。予想通りではあるが、男子が出場権を逃したのは残念だった。2015年のワールドカップを見ているときは希望を持てる内容だっただけに、オリンピックで戦う姿を見たかった。

と、こんなことを言っても仕方がない。

女子はリオオリンピックでメダルを目指して欲しいし、男子は2年後の世界選手権・4年後の東京オリンピックに向けて頑張ろう。長期計画で選手の育成、コンディション調整をして欲しいと思う。

さて、OQTを見ていて思ったことを。

バレーボールという競技はサーブが大事であることは異論が無いだろう。そのサーブについて、「フローターサーブが進化しており、サーブ意識が1段階レベルアップした」と感じた。

フローターサーブの意識改革

従来のフローターサーブの認識は以下のようなものだった。

初心者:サーブが入る
中級者:無回転で打てる
上級者:レシーバー、コースを狙って打つ

全日本などのトップレベルでは、レシーバーやコースを狙うのは当たり前の技術。あとはより打点を高くしたり、打つ位置で軌道を変えたり、精度を上げるなどのサーバー個人のスキルアップが重要だと思っていた。

しかし、「フローターサーブにはオーバーハンド」というセオリー通り、オーバーハンドで取られてAパスが返る場面が多かった。日本のフローターサーブでブレイクする場面は通用しない、こう思った。

しかし、海外にはフローターサーブでブレイクをする選手がいたことも事実。ここはフローターサーブの意識の差があったように思う。

  • どの位置に落とすか
  • レシーバーのどの部分を狙うか
  • より前で打つ

フローターサーブが武器となったかどうかは、この辺りの意識差がはっきり出たのでは無いか。(もちろん狙ったことをできるスキルがあってこそだが)

どの位置に落とすか

ボールの落下地点の意識。オーバーハンドをさせないためには、レシーバーより前に落とすだけでなく、ボールの軌道も重要だ。

無回転で不規則な動きをするボールの落下地点を制御するのは不可能に思えるが、それをコントロールしようとする意識の差があった。

レシーバーのどの部分を狙うか

レシーバーを狙うだけではもう不足している。レシーバーのどこを狙うかまで意識すべきである。正面・右手・左手・右足・左足、体のどの部分を狙えば効果的なのか。そのスカウティングとピンポイントに狙う技術・意識がフローターサーブには必要となってきた。

より前で打つ

ジャンプフローターサーブのジャンプは、申し訳程度にヒョイとジャンプするだけではなかったか。しかし、効果的なサーブとするには、ボールヒットからボールの着地までの時間を短縮することが重要。より高くより前で打つことが求められる。

精度を保ちながら全力でジャンプし、エンドラインを超えてサーブを打てる選手は、恐い。味方なら心強い。

サーブはラリーをコントロールする唯一のプレー

以前、ベストサーバーは沢村賞級だ!という記事を書いた。バレーのサーブを野球のピッチングで例え、その重要性を書いたのだ。

野球のピッチャーが重要なのは、もう1つ、試合をコントロールできるという点である。野球の試合を支配できるのはピッチャーしかいない。プレーはピッチャーから始まるのだ。

バレーボールならサーバーだ。

サーブはローテーションするため1人でバレーを支配するのは難しい(不可能ではない)が、少なくともそのラリーまではサーバーが支配できる。

相手に全く触れされない「ノータッチエース」

触ることはできたが相手コートに返せない「サービスエース」

サーブでアタッカーを制限してブロックで仕留める「サーブ&ブロック」

トランジションを生みやすくするためのサーブとブロックが連携した「トータルディフェンス」

これらブレイクをする手段は、全てサーブが起点となっている。サーブはそのラリーを支配するのだ。

逆に言えば、「サーブは入れとけ。あとはブロックとディグで頑張れ」は無責任過ぎる。サービスエースを狙うのか、サーブ&ブロックを狙うのか、ディグからのトランジションを狙うのか、そこまでサーバーは考えるべきである。

そして、そこまで考えているチームが勝つチームである。

サーブの引き出しを増やさないと、世界では通用しなくなる

フローターサーブは1段階レベルアップしたが、スパイクサーブ(ジャンプサーブ)はどうか。

スパイクサーブはもちろん有効である。ビッグサーバー・ベストサーバーはやはりスパイクサーブにする選手である。スピードが速いのはそれだけで大きな武器だ。

理想は強烈なスパイクサーブとフローターサーブ、どちらも打てるようなることだ。

現状は有効なスパイクサーブを打てない選手はフローターサーブ、となっていると思う。しかし、これからは状況に応じてサーブを使い分けられる選手・チームが現れると考えている。そして、そんな選手を擁するチームが優勝するだろう。

あわよくば、それが日本であったら嬉しい。日本であることを願うのである。

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