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雑感

ブラック社員と稼働精算制は相性がいい

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かつては私も300h/月という稼働を経験したこともある。1年を通りして250h/月オーバーだったこともある。

入社前から「IT系は忙しい」ということを聞いていたから、稼働が高いこと自体は問題視していなかった。こんなものだろう、と。

今はオカシイと思える。

当時は「仕事は忙しいもんだ」と思えていた高稼働も、その高稼働はなるべくしてなったものだと思っている。

理由の1つは稼働精算制だったことだ。そして、稼働精算制は疑問なく働けるかつての私のような社員と相性がよいのだ。

疑問なく働くブラック社員

朝は9時に出社する。午前中は眠たいからボーッとして過ごす。昼休みは寝て、午後からボチボチと作業をこなす。エンジンがかかるのは定時後だ。定時後に疑問点を払拭すべく、色んな人に聞きに回る。

家が近い(チャリ通勤)から、退社は26:00。帰ったら基本寝るだけ。5時間ほど寝てまた出社。

土日はどちらかは休めるけど、進捗の挽回のためどちらも出社することもある。土日は昼からの出社で帰宅時間は一緒、26:00。

あー、俺ってめちゃくちゃ働いている。恍惚。ザ・ビジネスマン。自負。

残業代は全額は出ない。半分以下。それでも月に60時間近くは付くから、十分な収入になる。忙しいって素晴らしい。ってか、忙しく無いと収入が激減する。忙しい日々が続いて欲しい。むしろ残業できるように働こう。



社会人1〜2年目の私だ。これをブラック社員と呼ぶ。

稼働精算制は社員も会社も儲かる

私のようなソフトウェア開発の下請けプログラマーは、お客様のところに常駐して作業することが多々ある。契約形態は「委任」「派遣」「請負」など。

さて、「委任」「派遣」の場合は稼働精算制という契約とすることがある。簡単に言えば「働いた時間だけお金を上げるよ」という契約だ。

例えば、お客様と自社では【私】という労働力に対して5,000円/h払います、という契約を結ぶ。月に160h働いたら800,000円。200h働いたら1,000,000円がお客様から自社に支払われる。

私はというと、160h働くと約250,000円、200h働くと約330,000円が自社から給料を得ることになる。

どうだろう。

私も自社も、私が沢山働いたほうが儲かるのだ。

前述した通り、実際はもっと高稼働だったし、残業代は全額は払われなかったので、会社の利益はもっと高かったはずだ。

ここで問題になるのが、「生産性は問われない」ということである。

ブラック社員は都合がよい

働いた時間だけ儲かる、ということは100hでできることを200hでやったほうが儲かる、ということである。生産性の低い社員の方が、会社は儲かるのだ。

社員にしても、160hでできることを200hでやった方が余裕ができるし残業代も貰える。メリットは多い。ブラック社員の思考。

もちろん長期的に見たら生産性の低い人はお客様から切られるし、会社も信頼性が低くなる。ただ、短期的にメリットがあることは事実だ。

稼働精算制とはそういうもの。

会社からすると、お客様のところで稼働精算制で働いている間は、ブラック社員が都合がいい。こういう高稼働を厭わない社員をどんどん派遣すると売り上げは伸びる。

生産性が求められる現場では、稼働精算制にすべきでない

こんな話をしたのは、現在私が稼働精算制にてお客様先に常駐しているからだ。ただ、私は9割定時で帰る。残業は月2回程度のみ。会社の売上には貢献できていない。

稼働精算制に向いているのは、その場に居ることが利益になる仕事だ。警備員とかオペレーターとかレジ打ちとか店番とか電話番とか。ソフトウェア開発には向いていない。

でも、稼働精算以外に有効な契約形態のアイデアが無い、これが現状なのだろう。みんなが同じ作業をするわけではないから、生産性は測り難い。成果主義も導入しにくい。

残業ありきの社員との給与の差は埋まりそうにない。

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